†Sky heart†
□〜第十七章〜
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端末を握る手が更に強く強くなっていく。
一刻も早く、バノーラへと向かいたい。
その為には‥ヘリを用意してもらわなければならなかった。
自然と足はタークス本部へと向かっていたのだ。
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タークス本部では、
神羅の汚名を返上することに重視していた。
ジェネシスは、神羅内では死んだことになっていた為に、神羅に乗り込んで来たとなればアバランチ達の動きが活発になっていた。
それを鎮圧する為に
彼等は働いていた。
そんな中、サボり気味なレノは本部のパソコンに向かっていた。
「ったく‥面倒な事になってんな‥‥。
内部情報が漏れてやがるぞ、と」
珍しく、レノがパソコンに向かっているとなれば、周りはそれを奇妙がっていた。
「おいおい‥レノ先輩があんなに真剣だぜ?
今日は雪が降るんじゃね―の‥?」
「しかも最近の先輩は女遊びもやめてるらしいぞ?
なんか真っ直ぐになったような‥‥」
すると、レノは椅子から立ち上がる。
「お前等‥全部聞こえてるぞ、と?」
レノは威圧的にそう言いながら、手をポキポキとならす。
彼等はそれに青ざめてしまった。
「レノ、その辺にしときなさいよ。可哀想よ?」
それを呆れるように見詰めるのはシスネだった。
...