弐
□アタック!丕司馬日和。
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3人で飲んでいたのです。
司馬「子桓様ー!!(ガバッ)」
丕「ぬおっ」
凌「お」
司馬「子桓様…(ギュー&グースカ)」
丕「最悪のスキャンダル…!!」
凌「ほっほーぅ。そんじゃま、邪魔者はここらで退散しますかね」
丕「アンビリーバボー…!!い、行かないで凌統さん…っ!!!!」
凌「ばーか。たまには良い上司見せてやれっての。あんたを必要としてる人間ってのはね、あんたの近くにいるもんなんだよ」
丕「(カッコつけやがって…)お前の事だろう」
凌「あのねぇ…」
丕「冗談だ。…しかし…」
凌「焼きもちの心配ならいらないぜ。むしろ推奨してやるよ」
丕「黙っとけ。全く…」
凌「じゃ、ね。優しくしてやんなよ」
丕「お前のとは違う優しさをな」
凌「はいはい。またな」
丕「………行ってしまった…。…おい、仲達」
司馬「………………」
丕「狸寝入りが見抜けぬとでも思うか」
司馬「…お許しを……」
丕「膝くらい貸してやる。いつまでも抱き付いてくるな馬鹿者」
司馬「は……」
丕「(頭撫でながら)…欲求不満か?」
司馬「ばっ…!!ち、違います…、断じて私は…」
丕「ほう……。ならば先程の所業は何故」
司馬「そ、れは…」
丕「……(←みつあみしてる)」
司馬「……し、子桓様の…、子桓様のお側に…」
丕「……(←おさげ仲達完成)」
司馬「子桓様のお側から…離れたくない、と…」
丕「ふむ…(←写メ撮影)」
司馬「それだけです…、おさげはお止め下さい…」
丕「気付いていたか」
司馬「だいぶ前から」
丕「ふむ……(みつあみ解して)ちゅーちゃん焼きもちか」
司馬「ですかね…(苦笑)」
丕「(つまんね)…寝るか?」
司馬「ご一緒にならば」
丕「そのつもりで聞いたのだ」
司馬「それは有難い」
丕「抱かぬぞ」
司馬「ええ」
丕「…だが、腕くらい貸してやる」
司馬「(ギュッと掌握り締めて)……はい…」
丕「今夜限り凌統が丕司馬を推奨してくれるそうだ。甘えるといい」
司馬「子桓様に、ですか」
丕「ヤツの厚意に、だ」
司馬「なら誘い受けでも頑張りましょうか(ベッドイン)」
丕「止めておけ。怪我では済まぬぞ(誰が誘われるかよ…)」
司馬「でしょうな…(し、したいなぁ…)」
丕「そういうわけだ。火消すぞ(暑苦しいったらない距離だなこいつ…)」
司馬「は…。お休みなさいませ(暗がりになったところでガバッと…来てほしいなぁ)」
丕「聞こえてるぞ」
司馬「Σ(∪)゚゚」
丕「(ゲンナリ)…いい子だから、な?」
司馬「う、ぐ…!(ギュー)」
丕「やれやれだぜ…、オチも無いぞ……(フェードアウト…)」
交わる事無き二つの想い
誰もがきっと臆病で
触れることすら恐ろしい
抱き締めて下さい
愛して下さい
貴方だけの私でいさせて下さい
貴方は私だけのものではないけれど
それでもいいから
私という存在を貴方で
満たして欲しいのです
丕「……なんて詩書いてやがる……(震)」
仲達の日記は乙女心全開!
なのでした(まさか)
おわり(終わったー!)