□貴方の笑顔がしゅきダカラ
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丕「くっ……、我が覇道…もはやここまで、か…」



凌「………」



丕「絶対新型インフルだコレ…、国内初の感染者がまさか私だとは」



凌「ただの風邪でわざわざ呼び出してんじゃねーよ…!(震)あんたの存在そのものがウイルスだっての!バーカ!」



丕「小学生のいじめか…!」



凌「何が原因不明の重病だよ、ったく…。いっそ寝込んでろ」



丕「まさか本当に来るとは思わなんだ」



凌「殿にあんたのメール見せたら有無を言わせず『行ってこい』だって。とんだ業務命令ってやつよ…」



丕「えっきし!!(てやんでい!)」



凌「Σきたね!飛ばすな!もー!!」



丕「私のはきたなくないぞ」



凌「穴という穴ふさいでやろうか」



丕「なんと卑猥な」



凌「(ダメだこりゃ)帰る」



丕「遠慮はいらぬ。折角だ、他の見舞い土産の果物でも食っていけばいい。仲達に切らせておいた(盛り合わせスタンバイ)」



凌「……食ったら帰る」



丕「うむ」








+++++++++








凌「(すげー美味かった…)」



丕「ふむ、まずまずだな」



凌「どんだけ肥えてんのよあんた…。ほら、口ふけよ。ベタベタつけてからに…(ブツブツ言いながら拭いたげる)」



丕「(ゴシゴシ痛い)っむ、そういうお前も唇葡萄色なってるぞ」



凌「ウソ!(鏡見る)…っ!!」



丕「マジだろう。しばらく取れぬだろうな…(ニヨニヨ)」



凌「ちくしょ…!(震)み、見てんじゃねー!」



丕「ならば眠るとしよう。腹がふくれたら眠くなった」



凌「あっそ…、ふぁ…」



丕「寝ていくか?」



凌「ぜってぇ嫌だ…。とっとと寝ちまえ葡萄野郎」



丕「葡萄、悪くない」



凌「はいはい…。…なんかさ、あんたって結構風邪ひくよね」



丕「………」



凌「あぁ?もう寝たのかよ…!ったく…。」



丕「なーんて」



凌「くたばれ」



丕「この程度は風邪に入らぬ。案ずるな」



凌「若く無いんだから無茶しないでよね…」



丕「ふん…」



凌「分かったら寝る!あんたとしゃべるの体力いるんだから…(うつらうつら)」



丕「それは済まない。ゆっくりしていってくれ」



凌「当然…」









殿に言われて、なんてのは嘘なわけで。


いちいち殿を言い訳にするのも面倒だから、それなりに元気でいろっつーの。







結局夜まで起きれなかった凌統は一泊かましていきましたとさ。







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