アフォ小話

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「……っとに…」




何思い出して笑ってんだ。



いや……





「すっかり釣られちまった、ってか」








普通に居心地いいのがまた悔しいけれど、当り前に其処に居てくれる事に幸を感じて。




何もしてくれなくていいとか、戦が無いなら、それによって命を落とす心配も無いとか、国なんて関係無いとか。

女々しい感情の数々。




そんなものが、今に詰まっていた。



声には絶対出してやらないけどな。








「明日も暇、かね」





独り言のつもりで呟いた台詞に反応した薄ら笑顔が、これがまた自信ありげで憎たらしい。






――あぁ、かなわないな。





確実に頬がゆるんだ。




あぁもうちくしょう、

これが幸せか。




改めて、遠呂智に感謝してゃろう。






この暇を、これからの時を

ありがとさん。








end
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