短編
□続と初詣
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年も明けた事だし初詣に来ました。寒いのにわざわざ外出たくねえ、とかほざいてる続を引っ張って来ました。
『屋台がいっぱいあるよー!』
有名どころな神社は道も広くそのぶん屋台が沢山並ぶ。もちろんお詣りもするのだが私の目的の80%はこれである。
今はまあ手始めに綿あめを食べているのだが、いい匂いのする方へとフラフラ歩いていて危ないとは思っている。
「・・・おまえバカだろ
はぐれるぞ」
『じゃあ手繋ごうよ
温かいしはぐれないし一石二鳥だよ』
返事を待たずに勝手に決行した。続はまだ眠いのか抵抗しなかったし、っていうかそのままコートのポケットに突っ込まれてしまったんだが。
「おまえ手冷たすぎ
さっさと行くぞ」
『はーい』
嫌々ながらも付き合ってくれる続はやっぱりやさしいんだなぁと思いました。(あれ?作文?)
(お賽銭に札って何?!)
(小銭とか持ってねえし)
((・・・何だこの金持ち))