Eternal

□第1章
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あと5分で・・・僕の誕生日が終わる・・・。

さっきまで一緒にお祝いしてくれていたユチョン達のもとをはなれ慣れ親しんだ宿舎に来ている。

いつもはここで一緒にみんなと誕生日祝ってもらってたっけな・・・


そんななつかしい記憶が頭の中をよぎる。

でも今はシンと静まり返ったリビングに一人。


このリビングってこんなに広かったんだ・・・。


いつもは5人でテレビを取り合い、時には飲み明かし窮屈ながらもごろごろとそこらへんで寝ていたりしたリビング。


今はユノ以外みんな実家に帰ってるから、荷物もほとんどない。
みんなで選んだソファーがポツンとあるだけだ。


そのユノも今・・・実家へ帰っている。


僕は実家へ帰るにも遠かったし、一人暮らしも考えたけど・・・
デビュー前からの友人のところへ身を寄せていた。

今まで5人で暮らしてきて・・・

・・・一人の孤独に耐えられる自信がなかったのだ。

ふと冷蔵庫をあけると缶ビールが1つ入っていた。


ユノのかな・・・。


それを開けて一口飲んだ時、玄関から物音がした。

がちゃがちゃがちゃという鍵を差し込む音。

まさか!監視の人??
慌てて電気を消し、自分の部屋だった場所へとっさに身を隠した。


扉が開く音と同時に・・・


「ジェジュン!!」


そう僕の名を呼ぶ声が・・・
僕の一番聞きたかった声で。


「ジェジュン!!いるのか!!」


ほんとにユノ?ユノなの?


でも僕がユノの声を聞き間違える訳がない。


思わずリビングへと飛び出した。


暗闇の中でもユノと分かるシルエット・・・
そのシルエットが僕に近づき・・・
強く強く抱きしめられ・・・

口づけをされた。
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