05/22の日記
19:43
お相手峯さんで、「嫉妬」。
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放置プレイのこのサイトですが、やはりどうやら訪問してくださっているお客様がいらっしゃるようで(涙)
本当に感謝です!!
ありがとうございます!!
今、時間を見つけては峯短編を書きすすめてます。
気長にお待ち頂ければ幸いです。
もうすぐ夏ですね。
というわけで妄想。
お相手みねさん。
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「ごめんなさいっ、遅くなっちゃいました!」
待ち合わせ場所の神室町ヒルズ前に佇む彼の元に駆け寄る。
「仕事は定時に終わったんですけどっ…ハァハァ、来る途中に道聞かれちゃって…」
会社からここまではそう遠くない距離だが、運動不足の体には充分に応えたようだ。
「はぁっ……、えっと、今日は何処行きますか?」
頬を紅潮させた彼女が峯に問う。
「あっ、そういえば、この前テレビで…」
「……」
「峯さんも観ましたか?あのお店、一度行ってみたいなって思ってて」
「…あの、」
「まだ行列出来てますかね?今の時間帯だと多いかなぁー」
「…何ですか、それは」
「あ、観てないですか?先月オープンしたイタリアンのお店、超美味しいらしいんですよ!」
「そうじゃない、あなたのその」
腕組みをしている峯は、普段より数倍増しで眉間に皺を作り、彼女の脚を見る。
「先週買ったワンピースですけど…もしかして、こういうの嫌いですか?」
「短すぎる」
「え?」
「丈が、短すぎる。」
「みじか……って、え?え?」
「胸元も開きすぎです。まさかその格好でかがんだりしていませんよね」
ふわり…と彼の匂いに包まれる。
峯が着ていたジャケットを彼女の肩にかけたのだ。
「あの、峯さ…」
「そのデザインも。肩が透けて見えているじゃないですか」
このレース地が可愛いのに…と反論しようとしたが、彼と目が合うとライオンに睨まれたウサギのように、縮こまってしまう。
「道中、道を聞かれたと言っていましたが」
相手は男ですか?の質問に、嘘をつこうと思ったが。
過去に何度も小さな嘘を見抜かれているので、素直に応えた。
「男の人…です」
「はぁ……そんな格好をしているから、隙があると思われるんです」
「そんなって…!これくらい普通ですよ!」
「普通か異常かの話ではなく。その辺の低俗で下衆な男に好まれる服装をするなと言っているんです」
言い終わる前に、彼女の手を引いて歩き出す峯。
「どこ行くんですか?レストランはあっち…」
「着替えさせます。そんな格好のあなたを、他の人に見られる訳にはいきませんから」
異常ともとれる、彼の嫉妬。
冬に出会い、付き合うようになってまだ半年。
梅雨入り前のこの季節を彼と過ごすのは初めてだ。
ここまで独占欲の強い人だとは知らなかった。
「あぁ、それで、その男の風貌は?どっちの方向に歩いていきましたか?」
「聞いてどうするんですか?」
「あなたは知らなくていい」
「だめですっ!ホントに道聞かれただけですからっ!!」
この町の平和のためにも、大人しく彼の言うとおりにしよう…自分が少し露出した服装で歩くだけで消される人間がいるかも知れない。
時々、ついていけなくなりそうになるけど。
ちょっぴり怖いと思う時もあるんだけど。
意外な彼の一面を知っているから。
「だから夏は嫌いなんですよ」
小さく舌打ちする彼が、少しだけ幼く見えた。
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峯さんみたいな普段冷静な男性が嫉妬するっていう姿に萌えまくります////
☆コメント☆
[ミケ美] 08-20 20:48 削除
いつも楽しく拝見させてもらってます。激しく嫉妬する峯しゃんにハァハァしてしまいました!いつも素晴らしい夢をありがとうございます!
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