〜Story2〜
□小悪魔は誰?
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「………お腹空きました。」
「また?さっき食べたじゃない!」
「またお腹空いちゃったんです…。死にそうです……。」
ウルウルした瞳でチャンミンはジェジュンを見上げる。
「ヒョンの作ったご飯は何でもすっっごく美味しいんです。だからいくらでも食べたくなるんです…。」
縋るように見つめる可愛い末っ子にジェジュンは溜息をついて応えた。
「全く……上手く持ち上げるよね?」
「本当の事を言ったまでですよ?ヒョンのご飯は世界一ですからね。」
「はいはい。分かったよ。何が良いの?」
「ヒョンにお任せします」
「OK♪」
呆れながらも料理を褒められて何気に機嫌が良いジェジュンは立ち上がってキッチンへと向かった。
「ウチのマンネはやるねぇ?おねだり上手じゃん。」
それを黙って見ていたユチョンは苦笑しながら言った。
「巧くヒョンを扱うよな?」
「人聞きの悪い…、お願いをしただけですよ?」
「お願いねぇ〜?」
「ジェジュンヒョンは優しいですから。」
「ふぅ〜ん?」
「チャミ!お待たせ〜♪」
「もう出来たんですか?さすがヒョンいただきます!」
美味しそうにがっつくチャンミンにジェジュンは嬉しそうに笑っている。
「美味しい?」
「おいひいれふっ!」
可愛いマンネの喜びように満足のジェジュン。
「僕、ヒョンのご飯大好きです!」
「うふふ…ありがと。お代わりあるからね?」
「やった!」
ヒョンの前では可愛いマンネのチャンミンにユチョンは呆れて見つめた。
「小悪魔……。」
そして、そう呟いた。