薄桜鬼+


□ねぇ?
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「別になにもありません。する事があるので…失礼しますね」

不機嫌な物言いに気圧されて呆然としてしまう。

「ま、待つんだ千鶴」

咄嗟に手首を掴むと千鶴は無言のまま立ち止まる。

「……」

「そ、その…悪かった」

「何がですか?」

「君の質問にきちんと答えなかった事に対してだ」

「……」

「だから、その、」

男がこういった事を口にするのはひどく恥ずかしいものだ。

「………千鶴、好きだ」

「…烝さんっ!」

先程までの彼女はどこへ行ったのか、一変した笑顔で俺の胸に飛び込んできた。

「すっごく嬉しいですっ!!」

花のような笑顔に照れてしまう。

女心は難しい。

けれど、こんな彼女が見れるのなら…たまには気持ちを言葉にするのも良いかもしれないな。



あなたに
言わせてみたかった



声を通して心に響く愛の言霊



word by [色恋沙汰] 様+゚
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後書き*

久しぶりの山×千

言葉って大切ですよね(´`)


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