聖華の夜に

□約束〜別れ、そして・・・〜
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水月と聖華が出会って2年間、2人は何をするにも一緒なくらい仲良くなった。遊ぶときはもちろん、ご飯のときや、寝るとき。ほとんど2人は一緒にすごした。
そして、水月は聖華になんでも話した。聖華もほとんど水月にはなした。
2年間、2人は離れることはなかった・・・

水月「ねぇ聖華〜、明日聖華の家とまりにいってもいい〜?」
水月が聖華にいった。
聖「え、な、なに?突然」
水「だってさ〜、聖華はうちに来ても、聖華の家には呼んでくれないじゃん」
下をむいていう。
聖「で、でも水月の親が許さないでしょ・・・」
水「うん・・・でも実はもう許可とってあるんだな〜」
ニコニコして答える水月。
聖「あ、でも・・・うち変だし・・・親とか・・・」
聖華は焦りだした。
水「大丈夫”!内も変だから」
水月はニコニコしていう。
聖「でも・・・私・・・」
―――言うと水月を泣かしてしまう。私が泣かせてしまう・・・。一番泣き顔を見たくない彼女を。。。
聖華が悲しい顔をする。
水「ん?どうしたの?」
聖「・・・泣かない?」
聖華がきく
水「なかないよ」
水月が笑顔でいう。
聖「・・・あのね・・・私引っ越すの」
聖華の言葉を聞いて黙り込んだ水月。
水「・・・いつ?」
聖「明日の夜・・・」
その言葉をきいて、水月の顔から笑顔は消えた。
―――・・・ぁあ、泣いてしまう。私が泣かせてしまう・・・
聖華はそうおもうと、水月の顔が見えなかった。
水「っそか!じゃぁ、明日の夜また会お!だから今日は帰るね!」
水月は笑顔でいった。聖華はおどろいた。彼女は泣いていると思ったから。
水「じゃぁね!」
水月は手を振りながら走っていった。
聖「・・ばいばい・・・」
聖華は複雑な気持ちで手を振った。

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