聖華の夜に

□契約〜契約〜
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そのころ聖華は、1階にある特別室にいた。その特別室には聖華以外にもう一人居た。背はそんなに高くなく、髪は茶髪の男性だ。
岩鉄「はい。僕があなたのクラスの担任を務めています。佐藤岩鉄です。よろしくお願いします」
岩鉄と名乗った男は笑顔でいった。
―――岩・・・鉄・・・?どこかで・・
聖華「えっと、加藤聖華です。よろしくおねがいします」
聖華は浅く礼をした。
岩鉄「あ、それでは僕は校長先生に知らせてくるんで、聖華さんはここで待っていてください」
聖華「はい・・・」
岩鉄は静かに教室を出て行った。
―――岩鉄・・・どこかで・・・・
一人残された聖華は思った。

一方、廊下にでた岩鉄は教室を出たすぐそばの壁にもたれかかった。そして、片手で頭を抱えた。
岩鉄「・・セイカ・・・・生きてたのか・・・」
ヒトコトいうと、岩鉄は歩き出した。
岩鉄「・・よかったぜ。安心した」

続く
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