聖華の夜に

□契約〜転入生〜
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4人は人気のない教室へと入っていった。しんと静まり返った教室の中には大きな机が4台広い教室の中にあるだけだ。そして、4人全員が教室に入り、最後に入った劉輝がパタンとドアを閉めた。
水月「?どうしたの聖華?こんなとこにきて・・・」
劉輝「そうだよ。どうしたの?」
水月と劉輝が不思議そうに聖華をみる。聖華はそっと握り締めていた水月の手を放した。
聖華はまっすぐな目でソラをみつめた。
聖華「・・・久しぶりだね。ソラ・レニティー」
優しく微笑み、柔らかな声で聖華はソラにいった。
ソラ「・・・やっぱりお前だったか。セイカ・テール」
ソラも優しく言った。そして優しく聖華の肩を抱いた。
ソラ「・・・生きていてくれて・・・よかったよ・・・」
今にも泣きそうな弱い声でソラは聖華にいった。
聖華「バカ。あんな小さな事故で死んじゃうあたしじゃないんだからね」
聖華はそんなソラに優しくいった。
その光景を唖然とみている水月と劉輝。ふと、水月が聖華にきいた。
水月「あの・・・聖華?ソラとは・・・知り合い?」
聖華「・・・あ、知らないもんね水月は」
水月「・・・え?」
不思議そうに聖華をみる水月。少し何かを感じた劉輝は驚いた様子で聖華をみる。
聖華「水月、ソラは私たちと同じ魔法使いよ」

つづく
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