ポケモン救助隊出動!!
□プロローグ
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ここは……人間のいないポケモンだけが住む世界。
そして、この世界の中心地、ポケモン広場。
ガゴゴゴゴゴオオォォ……
不意に、地面が揺れだした。
ヒノアラシ「わああああぁぁっっっっっ……!」
ヒノアラシが叫ぶ。
ブルー「地震……!?」
ブルーのピンクのお顔が真っ青になった。
その揺れはまさに凄まじいモノだった。震度は約6度。
オオオオォォォォ……
揺れは1分後、ようやくおさまった。
広場にいたポケモン達は広場の中心に非難していた。誰もが皆、恐怖に かられていた。
ヒノアラシ「おさまった……のかな!?」
ヒノアラシが辺りをキョロキョロ見回した。広場にはイロイロ建物があったが、先ほどの地震で建物が半分近く倒壊してしまった。
ハスブレロ「さあ……?」
いかにもボサっとしている外見のハスブレロが首を傾げる。
マダツボミ「最近……地震とか台風とか多いですよね……(; ;)怖いです」
ペルシアン「確かに……そうね」
マダツボミの言うとおり、近頃、自然災害が頻発している。ここ、ポケモン広場だけでなく、ポケモンの世界全体が……。その原因は、まだ誰にも分かっていない。
ガルーラ「言われてみれば、今のと同じ位の強さの地震が1週間前にも起きているわねぇ……」
カクレオン緑「地球温暖化?」
カクレオン紫「違うよ兄さん。地震は関係ないよ」
カクレオン緑、赤面。
ゴクリン「地球温暖化は人間の世界の問題だよ……」
カクレオン紫、ゴクリンの言うとおり、地球温暖化は、人間のいる世界の問題だ。ポケモンの世界は温暖化していないうえに、仮に温暖化していても地震が頻発する理由にはならない(と思う((おい)。
マクノシタ「はぁ……復興が大変だぞ……」
マクノシタが深いため息をついた。マクノシタの営む訓練所は脆くも倒壊してしまっていた(訓練所なのにか!?)
「復興……。っああ---------っ!」
ヒノアラシが『復興』という言葉で何かを思い出した。そして広場の西へ走り出した。