*短い夢と捧げる夢*
□江戸へLET’GO!
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「と、いうわけで江戸時代に行くぞ」
「「「「は?」」」」
いきなり出てきて訳の分からないことを言い出したリボーン。
ツナたちは今朝、突然リボーンに「今日の放課後、守護者(ランボ・雲雀・骸以外)と京子、ハルは並中の屋上に集合だぞ」と、言われ戸惑いながらもちゃんと呼ばれた人は全員来ていた。
そこにリボーンは武士のコスプレをして、バズーカを持って現れた。
「どういうわけだよ、リボーン!ちゃんと説明しろよ!」
「ボンゴレの科学班がアホ牛の10年バズーカを研究して、実験を繰り返してたら過去にいけるバズーカを開発したんだ。しかも10年じゃなくってな300年ぐらい過去に行くんだ」
「なっ!ぐらいってなんだよ」
「まだ正確に分かってないらしくってな。そのぐらいだろうということだぞ」
「ちょっといいっすか?リボーンさん」
今まで黙っていた獄寺が口を開いた。
「ん?なんだ?獄寺」
「アホ女と芝生と野球馬鹿が話しについていけてないんっすけど」
「はひっ!ハルはアホ女じゃありません!」
「極限に話が分からんぞー!」
「ハハッ、何にも分かんなかったのな!」
それを聞いたリボーンはニッ、と口角をあげて笑った。
「別にわかんなくてもかまわねーぞ。実際にすればいやでも分かるからな」
「実際にするってどういうことだよ!まさか、俺達がそのバズーカで300年ぐらい前に行くのかよ!?」
「そのとおりだぞ、ツナ」
「んなぁーー!」
ツナが白目になって突っ込んだ。
そんなツナをよそにリボーンはバズーカをツナたちのほうへ向けた。
そして...
ドカン
大きな音がして、ツナたちは煙に包まれた。
煙が晴れるとそこには誰もいなくなっていた。
リボーンの撃ったバズーカに当たり、本当に300年前かどうかは分からないけど、とりあえずどこかに飛ばされたらしい。
「ちゃんと帰って来いよ」
と言って、リボーンは並中の屋上から姿を消した。