版権小説書庫

□親子丼で恋をした。
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それからというもの、






榛葉先輩の料理を食べてもあまり美味しいと思えなくなってしまった。







美味しくないわけではない。





ただ、美味しいと特別思わないのだ。












その上、学校では鬼塚ばかり目で追ってしまい、


仕事に身が入らない。








校内見回り中も




どこかに鬼塚の姿がないか、



鬼塚が居そうな所を中心に回ってしまう。








「おい、藤崎、」



「あ? なんだよ、」



「鬼塚はどうした?」


「しらねーよ、部室でのんびりしてんじゃねーのか?
つーか、いきなりなんだよ?」



「・・・・いつも貴様の傍にいる鬼塚が居なくてどうしたかと思っただけだ。」



「・・・ふーん・・・・?」







あげく、このようなことを聞く始末だ。










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