teamKillerZekusu(小説)

□仲間
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歩くこと10分、、、

前方に黒い人影がぽつんと見えた

「ああ、助かったー」

と思ったつかの間

「、、、なんだ、あいつ」

たしかに人のような形をしている

しかしそれは人ではなかった

そいつは燃えるような赤い目と鋭い牙と爪、体には黒い鱗、そして、、、漆黒の羽を持っていたからだ

そう、例えるならば悪魔だ

「う、、、そ、、?」

今まで悪魔や天使は空想だけのものと思っていた

しかし実際は目の前にいるのだ

そして、、、

見られた

その目は確実に殺意がこもっていた

「ひっ!!」

気付いた時には一目散に逃げていた

だが相手は飛べるため遥かに足より早い

距離はあと5メートルと近付かれ

やばい、殺される!!

と思った瞬間

ザシュ

「グッ!!」

悪魔のうめき声が聞こえた

振り返ると黒い体液を盛大に飛び散らかして、、、死んでいた

なぜっ!!?

「大丈夫か?」

この声は、、、

声の主を見上げると

「秋野っ!?なんで、、、?」

「話すことがたくさんある、ついて来い」

「えっ、ちょ、、、」

そのまま歩く秋野を慌てて追った

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