詩1

□【winter's place】
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「とても寒がりな僕だから
繋いだ手を離さないでね…」


指切りをした指が
不意に冷たくなって
止まらない涙
息もできない


君に逢いたくて
気がつけばここにいた
いつも君を
待たせてた
この場所で

声を聞きたいよ
もう一度抱きしめて
だけどもう
君は来ない


昨日見た夢の中で僕ら
あの頃のまま笑いあってた


流れる電車の窓に
取り残された僕と
旅立つ君の笑顔が
ぼやけている


君に逢いたくて
気がつけばここにいた
いつも君を
待たせてた
この場所で

声を聞きたいよ
もう一度抱きしめて
もう一度…


あれからいくつもの
月日が流れて
君のこと
忘れられると
思ってた

夢のままでいい
君と笑っていられる
それでも僕は…

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