詩1

□【Little Autumn】
1ページ/1ページ

朝の風に目しょぼしょぼさせながら
小さな秋と擦れ違った
まだ半分夏気分の猫たちが
眠る夢を見て眠る


落ち葉踏む音に
耳傾けるなんて
何年ぶりだろう
何が変わった?


あぁなぜこんなに綺麗で
僕の心に居座るの?
目に映るのが幻…
それともそれは僕の方で
秋が落ちてくる…


前屈みに通り過ぎてく人たちは
何にもないのに急ぎ足で
まだ半分夏気分の猫たちが
首を傾げまた眠る


落ち葉を巻き上げ
駆け抜けていく風は
何も変わらない
あの頃のまま


あぁなぜこんなに綺麗で
僕の心に居座るの?
目に映るのが幻…
それともそれは僕の方で

あぁなぜこんなに素敵に
僕の心を惑わすの?
手を伸ばせば届くかな…
それとも消えてしまうのかな?

あぁなぜこんなに綺麗で
僕の心に居座るの?
目に映るのが幻…
それともそれは僕の方で
秋が落ちてくる…

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ