詩2

□【牧場物語】
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昔々あるところに
1匹の狼がおりました
とてもとても
お腹を空かせ
羊を食べようと考えた

だけど群に近付いたら
羊たちはすぐに
一目散
食べられてしまっては
一大事
とてもじゃないけれど
捕まらない

そこで狼はひらめいた
羊の皮被って群の中
毛皮はとっても
暑いけど
食事のためなんだと
我慢した


羊が1匹、羊が2匹、
3、4、5、6、7、8、9、10、、、

だんだんだんだん
眠たくなるし
よだれも垂れてくる


今すぐ食べたいけど
食べちゃうのは
もったいないな
ラム肉ラム肉食べ放題
ヨーレイヨーレイホー♪


羊の皮を被った狼が
今日も目を
光らせてるよ
虎視眈々と
チャンスを狙う
気を付けてね

仲良くなったと
見せかけて
油断した隙に
食べてやる
でもそれには
まだちょっと早い
狼の大作戦



おや何だか
周りが騒がしい
完璧な変装が
ばれたかな

そうではなくて
そこにいたのは
自分ではない別の狼


どうせ結局
食べられるんなら
関係はないと
思ったのに
狼の前に
飛び出していた


羊の皮を被った狼は
羊のために戦った
ボロボロフラフラ
最後の力を振り絞って
ドロップキック!

羊の皮を被った狼に
蹴り飛ばされた狼は
何が起きたか
分からないまま
去って行った

羊の皮を被った狼が
今日も目を
光らせてるよ
もう何が来ても
怖くない
大丈夫だよ

時々うとうと
しちゃうけど
お腹もぐーって
鳴るけれど
それからもずーっと
狼は幸せに
暮らしたとさ


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