Red Storm

□‐第3章‐
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「はじめまして





   さようなら」

アタシの右手には普通の女子高生が持っているはずのない大振りのナイフ。

目の前にはターゲット。


今は仕事の最中だった。パートナーは那奈。

「珍しいですね。先輩が現場に出てくるなんて」
「・・・・・・別に。何となく」
血の付いたナイフを拭きながら莎茄が言うと那奈はいつも通り淡々といつもより血の気のひいた顔で答える。

「キツイなら別の場所に行ってて良いですよ??ちゃんと戻ってきますから」
「・・・・・・いい」
拒否された。ちょっとショックだ。
「そぉですか」
声がすねたようになっている。別に文句を言われるわけでもないので、そのまま黙々と作業を続けた。






「・・ふぅ。終わったぁ〜」
「・・・・・・帰るか」
「はぁい」








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