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□太陽に愛されて
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コレの続き














奇跡が起きた

手をのばした深海魚は太陽からの愛を浴びることができるようになった


きっとそれは月と太陽が出会うくらいの確率




でも今もまだ続く戦乱

いつかこの夢のような奇跡から醒めてしまわないか、いつも私は不安になるの




















夜明け前、貴方と私は二人きりで日が昇るのを待っていた。

夜が明けたら貴方は戦に旅立つ。


東軍の大将として、日の本を照らす太陽として、貴方は天に昇っていく。












数刻たった頃。

闇夜が光に押し上げられる。


夜明けが近い。



ずっと隣に寄り添って空を眺めていた貴方が私の手を握り締めた。




「名無し、ワシが絶対日の本を戦の無い世にしてみせる。だから……、だからお前はワシの為に待っていてくれ。」



空に光が満ちていく。

貴方の瞳に太陽が宿る。










「嫌です。私も貴方と戦いたい。家康様と平和な世を歩む為に……、私は戦います。」

「ははっ、やっぱりな。お前ならそう言うと思ったよ。」





困ったように貴方は笑った。

そして私の体を優しく抱き寄せた。






「共に行こう、名無し。」

「はい、家康様。ずっとお側にいます。」










金色の太陽が天に輝く


決戦の朝がきた―――




end
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まだ続くかも


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