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□悪魔
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「あの子、

何言ってたの…?」


「お前は純粋だからな…


知りたいか?」


「蓮二にわかるの…?」


「俺も一応男だからな。」


「それで…?」


「そうだな…お前は俺のことどう見ている?」


「え、どうって…


大切な親友だけど…。」


「そうだろうな…


では逆に、


俺はお前のことどう見ていると思う?」


「それは…やっぱり親友」

「違うな」


「?」


「答えはな…」


ぎゅ…


「ちょ…蓮二っ?」


彼は目の前の自分より小さな彼女の腰に


鍛えた腕を引き寄せた


「こういうことだ」


「ちょ…ま…待って」


何がなんだかわからずに


彼女はパニックになり、


必死にもがいている。


「そう逃げたがるのを見えていると…


余計腕に閉じ込めていたくなるな……。」


「れ…蓮二?


恥ずかしいから…!」


というと、パチンッ



って頬を叩く。



つもりだったが


行為は虚しく、


彼の手に捕まった。


「綾香、


しつけが必要だな…?」


ちゅっ…


「っ…!


なんでそうなる…んっ、


お、おかしいよ…蓮二。」


「…わかったか?」


「え?」


「俺がお前のことを


どんな目でみてるか……」
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