黒執事

□第6話
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どさっ…


「坊ちゃん、ヴァルツ様。本日もお手紙が届いておりますよ」


「もう社交期も終わると言うのに暇人共め。


くだらない舞踏会に夜遊びの相手捜し…ロンドンはロクなことがない」


『まぁまぁ、そう言わずにさ。彼らにとってはそれすらもお仕事なんだし?


僕としては社交期は仕事しやすくて大歓迎だよ』


「殺害依頼書を読みながら言うな。


まったく…ん?…これは……」


『あ、僕にもきてるや』


飼い主である女王からのお手紙は


愛猫への"お願い"であり、


番犬への"取って来い"なのだ
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