03/31の日記
20:13
熱血レッド
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長らく話を書いていなかったので、リハビリ代わりにとお題をお借りしてきました。
まずは戦隊ヒーローで五つのお題を吹部レンジャーで。
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『熱血レッド』
目の前には、くろっちが放ってきた下っ端戦闘員の鼠の顔の人間としか言えない魔物。
名称はクハヤネズミ。
「よしみんな、戦闘準備よ!」
そう言ってレッドが弓に矢をつがえる。
のと同時に
「遅いよ」
「うりゃあっ!」
魔物の群れにイエローとピンクが突っ込んで、蹴散らした。
当然レッドは何もできずは固まったまま。
「ま、負けない…」
さっきあたしあんな事言っちゃったのに一体も倒せなかったら恥ずかし過ぎる!
むしろ恥ずか死する!
「ファイアアロー連射!」
今度こそ!
と気合いを入れて、自分の炎のトゥーラを纏わせた矢を連写する。
そこは腐っても特殊戦闘部隊吹部レンジャーの名目上とは言えリーダー、敵は矢の雨が降り注いだ辺りの適は焼け焦げて無残な死体を…
「さらさないで消えたね」
「ほらファンタジーだし、全年齢対象じゃないとね」
「もう、あたしの数少ない見せ場を邪魔しないでよグリーン!オレンジ!」
現実をしっかり掴んだ言わなくていい事を言ったのは天然グリーンで、現実的な言わなくていい事を言ったのは実質リーダーのオレンジである。
「じゃあ、レッドにはこれあげるよー」
むぅ、とむくれたレッドの前にホワイトが出したのはクハヤネズミヘッド。
いわばクハヤネズミの統率役である。
「…よぉし」
レッドはトゥーラを矢に纏わせながら、意識を集中する。
「プロミネンスアロー!!」
ゴォッという音を立て勢いよく飛び出した燃えたぎる矢は
「うわっ!!」
「こっち飛ばすな馬鹿レッド!!」
ヘッドの近くで戦っていたブラックとブルースレスレに飛び地面に突き刺さった。
「ゴメン二人とも!この弓いざという時に命中力10%くらいになるの忘れてた!」
「もう知らん!水ーー!!」
ブルーの水は、魔物とレッドを飲み込んで海を目指し流れていった。
「まぁったく、レッドはへたれ苦労人なんだから♪」
なんとか岸に上がった瞬間こんな事言ってきたピンクを心底燃やしたくなった。
弓使わなきゃ失敗しないんだから!!
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