恋次

□夏と言えば花火大会
3ページ/6ページ






どうしてもついて来て欲しい、と言った友達の誘いを断れず、やって来た花火大会。



しかし、当の友達は結局彼氏と花火を見る始末。





いい迷惑だ。

よし、明日あったら思いっきりイジメてやろう。うん。









『はぁ…』



「ここ空いてんのか?」











携帯をポケットにしまい、立ち上がろうとした時、不意に横から声が聞こえ、ドカッと隣に紅色の髪の男が座った。








『Σビックリした…恋次か。』










突然のことに、桜子は驚いたように目を丸くし、隣に座った学校のクラスメイトの名を口にした。











次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ