恋次
□恋次誕生日/2011
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『ど…どうかな?黒地にしてみたんだけど…』
「桜子、よいではないか!!この柄も見事だ!!器用なのだな。」
十三番隊の隊舎の片隅で、バッと布を広げると、ルキアは感嘆の声を上げた。
素晴らしい出来栄えだとルキアに言われ、アタシも嬉しくなった。
『こんなに手に刺しちゃったけど…上手く出来てよかった!!』
「恋次も喜ぶと思うぞ。」
『うん。だといいなぁ…。』
恋次の喜ぶ姿を想像すると、なんだかくすぐったくて、ギュッと布を入れた袋を抱きしめた。