修兵

□花のような笑顔の人
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四番隊の霧島 梓が結婚する






翌日、その噂は瞬く間に広がっていった。

しかも、その相手は“技局の鬼”と言われる阿近さんで、俺以外にもショックを受けていた死神が沢山いたことを知った。





「Σ梓さん結婚しちゃうんスか!??」

「嘘…ですよね…?相手が阿近さんで…そんな…」





昼休み、昨日から執務室に缶詰だった阿散井と吉良に話をすると、阿散井は橋を落とし吉良なんかは湯呑みをゴトリと机に落として中身をぶちまけた。





そりゃそうだ





吉良はまるで姉のように、親のいない阿散井は母親のように慕っていたのだから。





温かいあの人が大好きだったから




かくいう俺も、そのうちの一人








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