恋次
□不器用で馬鹿な俺
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『好きなんだけどな…中々難しいよ伝わらなくて…』
言うな…言うなよ…
「でも優しいから好きになんだイケメンあの人くん。」
もう限界だ…
お前の口からあいつの名前なんか聞きたくねぇ…
俺はこんなに好きなのに…
『イケメンあの人くんがさ笑って…』
イケメンあの人
その言葉が耳元で大きく響いた。
桜子の綺麗な声で
嫌だ…いやだ…イヤダ…
途端に頭が真っ白になる
音を消そうともがいた
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