一護
□間接キスの季節
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「あぢぃー…」
茹だるような暑さの夏休み前の学校。
一護は、参ったように早々と男子更衣室を抜け出した。
猛暑に加え、体育の後の更衣室の人口密度による暑さは、半端なものではない。
あまりの暑さに耐えかね、ジュースでも買おうかと、自販機に向かう。
「くっそ…」
しかし、そこには既に人だかりが出来ており、その人だかりに入るとなると、これまたまた暑そうだ。
「どっか涼しいとこねぇのかよ…」
一護は肩を落としため息をつくと、自販機を諦め、涼しい場所を求めて校内を歩き回ることにした。