BLEACHその他

□君と過ごす時間
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ガチャリッと扉が開く。





「流無…いるか?」





寝ぼけた声が聞こえたと思いきや、ドッと体にかかる重み。

といっても彼がちょっと寝ぼけてよりかかっているだけだから、それほど重たいわけでもなく身動きをとるのは簡単。





『いるいる、ほらノイトラ起きて。』





飲みかけのコーヒーカップを置いて、寄り掛かってきた彼の顔をペチペチと軽く叩くと彼の目が私をとらえる。

まだ眠そうなその眼には、戦いの最中に見せるギラギラとした光はない。





「眠ぃ…。」





まるで大きな子供だ。


彼はそう言葉を零すと、私に抱き着き首元に顔を埋める。

寝起きのノイトラは昼間とはまるで別人。

他の従属官が見たらどう思うだろう。





『今日は藍染様から命令が出てるんだよ。テスラが待ってる。』

「…ほっとけ。」





起きて起きてと背中を叩く。


だけどノイトラは眠そうにあくびをして、ソファに座っている私の膝の上に頭を乗せて、再びウトウトし始めた。

困ったなぁと苦笑し、私は彼の頭に手を置いて髪を撫でる。





『私も行くのよ、私にも命令が来てるの。』





私も怒られちゃうの


そう言うと、それまで起きるそぶりさえ見せなかった彼の片目がパチリと開いた。





「…さっさと終わらせて帰るぞ。」





そしてスクッと立ち上がると、彼は着替えをとりに隣の部屋へと歩きだした。

なんだかその行動がくすぐったくて、私は小さく笑った。


以外に優しいなぁと思う








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