BLEACHその他

□青いセカイの王
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虚に心なんてないの


いくら破仮だって、十刃だっていったところで所詮は虚の成り上がりでしかない





「俺が王だぁ!!どいつもこいつも、弱い奴らだ!!」





王だ王だと叫ぶ貴方は、その腰にある数字に気がついているのかしら


それが誰に与えられたもので


私達は誰によって破面として虚から成り上がったのか


貴方は覚えているのかしら



鈍い音が体を通って私を地面に落とす





『平気で私に手をかけるのね。』





貴方の鋭い爪が喉にかかる


恐怖はなかった





「俺に従わなかった罰だ、…流無。」

『そうね…。』





倒れた私の喉に躊躇いもなく手をかける


目の前には空より綺麗な青が広がった


暗闇に落ちていく意識の中でも


貴方の色は残り続けた


焼き付いて消えることはなかった


私の中で貴方は私を支配する









ただ一人の“”だった








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