黒子のバスケ

□38度の熱
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朝起きた後ことはよく覚えていない。

気づいたら制服を着て、気づいたらバスの中で、気づいたら学校にいて、いつの間にかテストが終わっていた。

今日で半分、残り土日を挟んで月と火の二日にかけて後半のテストが行われる。

今日は苦手な英語のテストだったのに、無意識に問題解いてたな。



テスト大丈夫かな?



フワフワする頭でそんな事を考えていると、前の席の日向くんが私を振り返ってきた。



なんだろう



「武智…お前体調悪いのか?」


『あ、まぁ多分、大丈夫。』





マスクで半分私の隠れた顔。

熱があるとは多分わからないだろうな。

そう答えると、彼はちょっとうたぐり深そうに眉間にシワを寄せて再び前を向いた。

多分大丈夫、なのは気持ちだけ。



心配ありがとう



前を向いてしまった幼なじみの背中に、口パクでお礼を述べた。

ああー…足がなんか吊りそう。

ふくはらぎが変な感じする。

筋が張ってるみたい。

多分風邪だな、結構重傷なさ。

学校休みたくないから、誰にもいわないけど。







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