恋次

□甘いのは苦手だけど
3ページ/3ページ





「苦くねぇか…?」

『恋次はガキンチョだからね〜♪』







珈琲を飲んでいるアタシを見ながら恋次は首を傾げた。


甘い物が好きな君にこの良さはわからないだろうな―…

とケタケタ笑ってやる。







「餓鬼じゃねーつの。」









すると、ムッと少し不機嫌な顔をした恋次の顔がすぐ近くに近づいてきた。







チュッ…と唇が重なる









「苦っ…」

『甘っ…』









唇を離すとお互い少し顔を歪めた。







『甘すぎ……』







甘みにすこし眉間にシワをよせつつ、桜子はペロッと舌で自らの唇をなぞる。







『あー…でも…』

「……?」










『アンタの甘いのは嫌いじゃない。』

「//なっ…」

桜子は恋次にニカッと笑うと頬にキスを落とした。











キスが甘いのは
嫌いじゃない







照れてやんのー…♪
Σ//うるせぇ!!












end. 
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ