恋次
□甘いのは苦手だけど
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「苦くねぇか…?」
『恋次はガキンチョだからね〜♪』
珈琲を飲んでいるアタシを見ながら恋次は首を傾げた。
甘い物が好きな君にこの良さはわからないだろうな―…
とケタケタ笑ってやる。
「餓鬼じゃねーつの。」
すると、ムッと少し不機嫌な顔をした恋次の顔がすぐ近くに近づいてきた。
チュッ…と唇が重なる
「苦っ…」
『甘っ…』
唇を離すとお互い少し顔を歪めた。
『甘すぎ……』
甘みにすこし眉間にシワをよせつつ、桜子はペロッと舌で自らの唇をなぞる。
『あー…でも…』
「……?」
『アンタの甘いのは嫌いじゃない。』
「//なっ…」
桜子は恋次にニカッと笑うと頬にキスを落とした。
キスが甘いのは
嫌いじゃない
照れてやんのー…♪
Σ//うるせぇ!!
end.