一護
□優しい小さな恋心
2ページ/4ページ
中三の夏。
部活帰りの電車の中で一目惚れをした
あったのはそれっきりで、名前もわからない…
だけど…
彼の寝顔を思い出すと胸が締め付けられるように苦しくなる
それが恋だと気づくのに時間はかからなかった
「アンタそれ空座第一の黒崎じゃない?」
『…え?』
ファミレスの一角。
親友篠原の声にハッと我にかえる。
「どうせ妄想して聞いてなかったんでしょ?」
『も、妄想とか言わないでよ〜;』
「図星か☆」
『うぅ…。』
ニヤリと笑う篠原に、遥は言い返す事が出来ず下を向く。