BLEACHその他
□お帰りなさい
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『うそ…でしょう…？』
雛森副隊長の隣を歩いていたのは、此処にいるはずのない貴方。
藍染との決戦に参戦していたのも聞いたけれど、きっと貴方はこの尸魂界に瀞霊廷になんて帰ってくるわけがないと思っていたから…
藍染を憎んで、瀞霊廷をも憎んでいると思っていた。
持っていた書類は手をすり抜けて床に散らばる。
「久しぶりやな…流無。」
『どう…して…？』
散らばった書類なんかお構い無しに、涙が溢れて止まらなかった。
私を見つけて駆け寄ってきてくれた貴方は、昔より短い髪で昔と同じ目で私を見下ろした。
「なんでやろうな、俺もわかれへんねん。」
『帰って来ないって…諦めてたのに!!』
貴方は静かに笑って、涙が止まらなくて泣きじゃくる私を隠すように私を抱きしめてくれた。
腕の中は相変わらず優しくて、でも100年前とは少し違う匂いがした。
『真子…もう置いていかないで…ｯ!!』
「おぅ。」
泣き虫でごめんね
生きていてくれて
帰ってきてくれて
本当に本当にありがとう
ｱﾄｶﾞｷ & ｵﾏｹ→