修兵

□別れは再会の約束
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公園の隅。

駐在任務の内の仕事を一つ終えて、そこにあるベンチに座っていると足音がした。





『死神さん?』





ふいに顔を向けると、そこには人間の女の子が立っていた。

女の子は缶ジュースを開けた体制のまま、俺を見てキョトンと首を傾げる。




「なんで…」

『秘密。』





何故知っている



その事実よりも心臓を突かれたのは、月を背にして立つ彼女の姿だった。



青い月に映える彼女の姿は凛として美しかった。






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