堕ちた

□02
1ページ/3ページ

※性的行為表現あり



主人公視点

『少し散歩してくる』

執「お気をつけて」

『あぁ』

毎日変わらない生活
 学校には行かず家庭教師と勉強し
将来の為に医療の勉強をする

友達なんか数えるほどしか居ない
それでも俺は満足していた 好きな事が出来るし
母さんも父さんも基本自由にさせてくれる

そんな俺の最近の趣味は夜の散歩

昼とは違った景色 綺麗な星が見れるし
冷たい風が少し寒いぐらいで心地よい

今日も静かな所で星を見よう そう思い人通りが少ない方向に歩いていく



その時だった…

「こいつ中々いい顔してんじゃ
意外と勃ちそうだ」

「なら俺こいつ貰うわ」

???「やめろ…!」

「うるせぇ!!」

ドガッと殴られる音

『………何だ』

俺がいじめとか陰口が正直嫌いだ
やるなら堂々をやって欲しいものだ

まさかのいじめかと思いながら声のする方に走っていけば…

『……チッ』

思わず舌打ちしたくなるほどの酷い光景
男の独特の体液の匂い

口をふさがれ涙を流しながら 同性に強姦されている数人の男子

そのうちの1人と目が合った

蒼い目に茶色い髪 綺麗な瞳は怯えと絶望しかなかった
その目を見たら無意識に体が動いていた

こいつらを助けたいと

走り 得意の飛び蹴りで男の横腹を蹴り反対の足で突き飛ばす
刺さっていたブツは抜かれ だらしなく外に出ている

だがそんな事気にせず 首に手刀を入れて気絶させたり
目にパンチをし 一時的に目を見えなくしたり…
鉄パイプで勝負してきたなら
 近くにあった鉄パイプで戦う

それから数十分後 何十人といた男達は全員倒し

俺は服が乱れている奴らを見て…



『お前ら大丈夫か!?』

慌てて駆け寄る

すると…

???「ヒック…うぅ…」

泣き出す 茶髪の子
そうだよな 同性に強姦なんか気持ち悪かったよな?
 殴られていたかったよな?

あぁ 綺麗な体にこんなに痣がついて…

全てが痛々しかった

俺は星を見るように持ってきていた掛け布団と自分の上着2枚着ていた上着をすべて抜き
こいつらに着せてあげた

そして一番酷い子を優しく抱きしめてあげる

体が冷たい 可哀想に…

 胸の中にいる子は声をあげて泣き出した














次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ