堕ちた

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雅治の不思議な言葉の次の日…




仁「んっ……」


何故か、雅治は、俺の膝で寝ている。


『雅治どうした…?』

いつもと違う雅治に戸惑いを隠せない。

雅「昨日言ったじゃろ。俺も寝るんじゃ」

……あー、なるほど

『昨日のあの約束か…
いいぜ、いくらでも寝な』

サラサラの髪を撫でれば、眠そうに欠伸をして
すぐに寝た。

日が、いい感じにあたっていて
寒くもなければ暑くも無い。

まさに昼寝日和だ。

『俺も、少し寝よ…』

と、寝ようとした時に限って…

里「敬香」

母が、来るだよな…

『何だ、雅治寝ているから用件なら短くして』

里「あら、仁王君猫みたいに敬香に懐いてるね」

『そうだな…それがまた可愛いからな
やっぱり美形は恐ろしいな』

里「フフッ、敬香はイケメンに育ててあげたんだから
感謝しなさいよ。」

『はいはい、イケメンに育てれてありがとうございます。』

里「って、そんな事はどうでもいいのよ。」

『いいんかい。』

里「何でかみんなの様子が可笑しいのよ。」

『…みんなって事は雅治以外全員って事か?』

里「そう、あるお客さん見ただけなんだけどね…。
多分私達じゃ話してくれないから、敬香頼んだよ。」

『分かった。』

雅治は、軽いから連れて行こう。
寝ている雅治を起こさないように横抱きにして、
走る。


周りの視線なんか、今は、気にもならない
それより 早くアイツらの所に行かないと…。









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