堕ちた

□03
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『全員の容態は?』

医「外傷が激しかったですが
今のところ手当てしたのでよっぽど大丈夫だと思います
しかし…」

『しかし?』

医「どうやらこの子達は虐めにあっていたようで
仲間に裏切られたショックが大きいのが
精神的にかなり参っている状態です」

『……そうか』

誰だって仲間に裏切られたら精神的に来るのが普通だ
これはカウンセリング必要かな

医者と看護士は仕事が終わったら部屋を出て行く
それと同時に母さんと父さんが入ってくるから

今病室にいるのは寝ている子とうちら家族だけになった


母「しかしこの子達の親は何をしているんだろうね…
子供がこんなにボロボロなのに…」

父「全くだ…同じ子を持つ者として許せない」

『本当 いっその事養子にでもしたら?』

母「あら それいいね」

父「よし 考えておくか」

『その前にこの子達の話しも聞かないといけないんだけどね』

母「分かってるよ 
じゃあ後は敬香に任せたほうがいいようだから私達は退場するわ」

『うん 分かった』

母さんと父さんは患者の事を思ったのか
 外に行った

静かな空間が俺とこの子達が支配する

しかし本当に全員綺麗な顔だな
 と ジーと見ていれば

その視線で起きちゃったのか偶然なのか

忍足侑士君がおきました










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