堕ちた

□04
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『落ち着いた? 
ならゆっくりでもいいから話してくれないかな?』

ポンポンと頭を撫でれば 
ポツポツと喋りだした

不二君が嵌められて ここにいる全員は不二君の無実を言ったが
誰も信用してくれなくて いつの間にか自分にもターゲットが決まっていて

両親にも光浦財閥の娘を虐めたって事で虐待に近いものをうけられた…

『忍足君 ちょっと父さんに言ってくるわ
潰さないと光浦財閥けしてもらうよ』

侑「ちょっ!!そんな事したら君も被害あうで!」

『あぁ 別にここ特に光浦財閥と関係ないし
何しようが別に被害は無い
それに父さん裏にもコネ回るんだ』

侑「でも…!」

『…でも?』

侑「これ以上は…迷惑やし…」

『…………え?そんな事?』

大分前の言葉撤収 つぶらな瞳で見るな

『いいよいいよ 俺ら家族は全員お前らを助ける気満々だからな
とりあえず俺の両親呼んでくるから待ってて』

侑「お…おん」

まだ起きない子らも最後に見届けた後に親の部屋に行く





部屋

『母さん父さん1人「目覚めたのでじゃあ行きましょうか」…相変わらずお早い事で…』

秀「里香を敵には回してはいけないぞ敬香」

『分かってる それより早く行くよ』

里「はいはい」

行く途中に事情を話せば 本格的に考えないといけないなと呟いた父さんと
真っ黒な笑みを浮かべている母さん

将来俺もああなるのか…

 心で呟きた時に病室についた


ガチャとあければ…





全員「「「「…………」」」」

全員すでに起きていてまた沈黙が重たいよ

でも今回は母さんがいる!!
母さんと視線が合えば頷いて…








里「敬香よろしく」

『えぇ!?そこは母さんじゃないの!?』

まさかのまさかだよ 普通そこ母さんが言うものだと思ったよ

ってか忍足君地味に吹かない

でも少し空気は和んだ

『じゃあさっそく本題じゃなくて
自己紹介を先にしないとね
俺は川合敬香川合総合病院の1人娘に一応
そしてこっちが…』

秀「俺は院長の川合秀一」

里「私は川合里香 よろしく」

『君達の名前はすべて知っているから自己紹介はしなくていいよ
初対面と話すのはあんまり好きじゃなさそうだし』

侑「…堪忍…」

『忍足君達は悪くないから 
じゃあ本題に入ろうか』

ふぅと深呼吸して

『君達が虐めにあっているのもすべて知っている
両親に見放されているのも忍足君に聞いた』

里「いきなりストレートね」

秀「それが敬香のいい所さ」

『2人黙って そこで俺から1つ提案があるんだ…









一緒にすまないか?』






全員「「「「は?」」」」」

『嫌だから一緒にすまなかって言ってるの』

里「敬香が発情期…!」

秀「父さんショッ『んな訳あるかぁあ!!! 俺は家でも気が休まないんじゃ
体にも精神的にも来るから俺達と住んだら
周り気にしなくていいだろうし カウンセリングも受けれる言うとしたんだぁ!!!』…
さすが娘!!(キラキラ)」

里「こんないい子に育ってくれて嬉しいわ…」

『どうしよう 両親に初めて殺意が沸いた
矛盾にも程があるでしょ…』

こめかみを押さえると遠慮がちに…

不「…あ…あの…」

『ん?確か不二君だっけ?答え決まった??』

不「本当に…いいんですか?」

『ククッ いいに決まってるだろ?
じゃなきゃ提案なんかしないぜ 全員お前らの事歓迎するさ』


敬香の偽りの無い瞳に…

不「よろしくお願いします…」

全員は堕ちた









『おぅ これから宜しく
歓迎するぜ』

敬香は無邪気に笑う
 
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