越前と申します
□第二章
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この声は…、
兄貴か〜。
うん、早い寝起きだね?
『さぼるよ?
色々めんどいし♪』
「ふーん…。じゃ、起きてついて来て」
ん?どこに?
前回、回想しながらも着替え終わっていた私をベッドから引きずり出して、帽子を被せた兄貴。
ん?ちょっと待った!
『ちょい待ち!兄貴、今から学校っしょ?私どこ連れてく気?』
「…秘密」
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