†本棚†

□平和な日々
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「あぁぁぁぁぁぁっ!!!」



「晋助様ぁっ!どうしたんすかぁっ!?」
「どうしたのでござる!」

ここは鬼兵隊。
突如として叫び出した総督の声に万斉、また子は慌てて駆け付けてくる。

「晋助様?」


「イライラする」


『は?』

何事かと慌てて駆け付けて見れば返ってきた返事はイライラする…と。

「き…急にどうしたんでござる…?」
「何でこんな所に何日も何日も缶詰めなんだよ?」
「いや、それは…江戸にクーデターを起こすって晋助様が…」

何故だか超絶に不機嫌な総督に二人はたじろぐ。

「っ!銀時成分が切れた…!」

『は?白夜叉!?』

突然ガバッと立ち上がった総督に二人は訳がわからず目を目交わす。

「もうやめだ!銀時を補給してくるっ!」

それだけ言い残して走り出した高杉の背中に二人の声がかけられる。

「えっ!?晋助!?」
「晋助様!クーデターはっ!?」
「やめだ!」
『またか…』

残された二人はため息を漏らした。
こうして江戸の平和は保たれていたりして。

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