長編
□第十四訓 夜はお静かに
1ページ/5ページ
深夜1時。
葉月は、なんだか目が冴えて眠れない。
明日も忙しいっていうのに…。
でも寝よう、寝ようと思うほど、目はドンドン冴える。
羊を数えてみようかな。
羊が一匹、二匹、三…
ってこれをやって一度も寝れたことないんですが。
誰が考えたんだ?このおまじない。
でもこのまま布団の中にいても、何も変わらないような気がした。
・・・仕方ない、ちょっと屯所の中でも歩いてみるか。
あたしはそーっとふすまを開け、出来るだけ静かに夜の屯所を歩いた。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ