長編
□第十三訓 やるからには半端はダメ
5ページ/6ページ
あーあ。
俺は何がしたかったんでィ?
沖田は自室でアイスを食らいながら、だらだらとしていた。
いつもの光景である。
…だが、彼の頭を離れないのは
今日は土方さんへの嫌がらせのことや
サボりのことじゃなく
葉月のこと。
今度は真面目に行こうと思ってた。
葉月に好きだって、言いたかった。
わざわざ2人きりになるチャンスまでつくったのに、結局あんなことになっちまった。。
中途半端なことをしちまった。
でも
次こそは、伝えたい。
土方さんや他の奴よりも先に
葉月を俺のモンにしたい。
伝えなきゃ。今度こそ。