長編

□第十七訓 テレビに映ることになったと聞くとたとえどうでもいい奴でも必死に画面を探してしまう
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「大丈夫だ。映るのはお前じゃなくレポーターだからな」



「フォローになってねー!!」


オイフォロ方ァ!そこはフォローしろや!

あたしだって乙女なんだぞ!ちょっとは気を使え!






「悪ィ悪ィ、嘘だよ。…水沢は十分綺麗だぜ。自信もて。」







「……え…//?」










照れる葉月をみて土方はあわてて、


「す…少なくとも面だけではなっ///」



なんて言ってしまった。







なんだか外ががやがやと騒がしくなってきた。







よし、出番だ!



振り向きざまに、葉月は言った。


「土方さん、じゃあ行ってくるんで机の上の仕事のヤマ、手伝っててくださいねー♪」


「オイ…(-_-メ)」

「人に物を頼む時はそれ相応の頼み方ってものがあるでしょ?^^」







チッ・・・・・。







全くこいつは…。



土方は葉月の机の上に積まれた書類に手を伸ばす。




…鬼の副長言えども、勝てないもんもあるのだった。
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