長編
□第十九訓 気持ちに距離なんて関係ない
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あたしが死んでないのを確認すると土方さんは安堵の声をもらした。
「山崎が異変に気づいたらしい。」
「山崎さんが…」
土方さんは一瞬沖田さんを見、言った。
「……すまなかったな」
「何で謝るんですか。。あたし死んでないし」
あたしは精一杯疲れた顔で笑って見せた。
「部下を…お前を守れなかった責任がある。俺にも、総悟にも」
「…先、帰ってんぞ」
それだけ言うとあたしと沖田さんを残して帰って行った。
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