長編
□第二十九訓 子供は狭い所に入りたがる
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あ、銀さんなんかどうかな!
総悟も一目置いているし、「いざっつーときには頼れる」みたいなののがキャッチコピーなジャンプの主人公だし。
「もしもし!銀さん!?」
「んあ?今忙し…おお!入った!入ったぜ長谷川さん!!玉がフィーバしてるう!」
「ずりーよォ!俺はさっぱりだ!」
「え…ちょ…パチンコ?…銀さんてば!」
「あ?なに?」
「緊急事態なんです!今総悟と一緒に倉庫に監禁されてまして…身動きがとれないんです!」
「ああ?『今総悟に監禁されてて身動きがとれない』…だァ?……結構なことじゃねえか、さすが沖田くんだな」
「…耳に呪われたイヤホンでもつけてんのかアンタは!!」
「沖田くんによろしくな。楽しんで来いよ☆」
がちゃ。
…ぷちん。
バキバキバキっ!!!
「ああ!何してやがんだ!真っ二つじゃねーか!」
「ふざけんのも大概にしろォォォ!!やってらんねーよ!」
「…あんなセリフがパッと出てくるなんて流石旦那だァ…今度リアルに試してみようかな((ボソッ」
「ああ!けーたいが!」
「誰のせいだと思ってんでィ!…もう助けを呼べねェ…こうなると俺達で逃げるしか…」