短編

□副委員長命令(後編)
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近藤くんに誘われて(ほぼ無理やり)風紀委員になった私。

でも実際のところ、仕事についてはよくわかっていなかった。


放課後、メンバーは委員会室に行き、それぞれ思い思いに過ごしていた。




「風紀委員って大変なんですか。…てかあなたは何をしてるんですか。」


窓にへばりついているなんか不審な近藤くんに聞いてみた。



「うむ。簡単に説明するとだな、愛する人を追い続け、避けられ、それでもめげずに追い続ける仕事だ!」

「それはアンタのストーカー業のほうだろ!誤解招くようなことはよせ」



土方くんが説明してくれた。




「あのな、俺達は校内の風紀を守るのが仕事だ。危険なものを持ってるやつ、服装が乱れてるやつを取り締まるんだよ」



そこへ沖田くんが口を挟む。




「まあ習うより慣れろっていいまさァ。俺が実践してみるんで、アンタは見てて下せィ」




そういうと沖田くん、土方くんの前に立った。


「はーい土方ァ〜校則違反でさァ〜!」

「…何でだよ。」

「副委員長の席はアンタにはもったいなさすぎるんで、没収しまーす」

「誰が没収されるかァ!ったく…こんなんで伝わるわけないだろーが…」


土方がぼやいた時。




…お?




あれは違反なんじゃ?



私は土方くんの前に立った。
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