短編
□銀魂童話〜シンデレラ〜
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あるところに母さんを亡くしたかわいそうな娘がいました。
娘の名前は桜シンデレラ。
父さんの勲は新しい妃としてお妙を迎えましたが何故か間もなくして消息不明となってしました。
お妙には2人の娘がいました。
お妙は自分の娘が桜シンデレラに比べて見劣りするので、桜シンデレラにいつも辛くあたります。
娘たちもお妙同様です。
「ちょっといいかしら?桜シンデレラ、なぜ私の作った料理を残すのかしら?すべて食べ終わるまで食事はおわらないわよ?」
「はい…。」
「それが終わったら僕の部屋の掃除をしておいてくれ。フンだらけなんだ、寿限無寿限無…
」
「はい!」
「オイ、私の酢昆布を買ってくるアル。あと渡鬼の録画頼むネ」
「はい。」
つらくても決して笑顔を絶やさず、明るくけなげな桜シンデレラ。
しかし、すべてが終わって屋根裏部屋に戻ると、
「んだコノヤロォォォ!!あんなの食事じゃねーだろーが!理科の実験だろーがァァ!猿の名前は無駄に長ェし酢昆布臭ェんだコンチクショウ!!」
…こんなかんじでお友達のネズミ、新八と退に八つ当たりしているのでした。
「ちょっとおおお!何で俺らネズミ!?」
「投げんなァァ!あんたヒロインでしょーが!!」
「うるせ―メガネ!」
「メガネかけてんの僕!?ネズミなのに!?」
そんなある日、お城から招待状が届きました。