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□愛人集会
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妙な夢を見た。
愛人集会に
出席した夢だった。
彼の愛人たちが
一堂に会し
彼とのさいごの時を
過ごすというものだった。

中には同じ
学校の子もいた。
私は嫉妬より
親しみを覚えた。

彼は言った。
「話したい者、
一緒に風呂へ入りたい者、
セックスしたい者は
おれに言ってくれ。
あとは皆で
くつろいでくれ」

私は彼の元へ行って
何と要求したのだろう。
それよりも今は
同じ学校の彼女が
持っていたノートの
哲学の授業の覚書が
思い浮かぶ。

そういえばそろそろ
復習をしなきゃな、と
寝呆けた頭をかいた。
〈END〉

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